桃山時代の志野織部香合です。

中央公論社の「日本の陶磁2・志野」に「志野手ぐるま香合」として、紹介されている香合と似た文様の香合です。
蓋表に花文様のような図が表されていて、手ぐるまを模したようです。
胴には、 「志野手ぐるま香合」と同様の瀟酒(しょうしゃ)な文様がめぐらされており、香合全体が、香り立つ花の様でもあります。
ゆるやかな丸みを帯びた造形は愛らしく、シルエットは美しい曲線を描いています。
透明感のある釉薬から、浮き上がるように見える文様の姿も魅力的です。
それらからは、桃山文化の卓越した意匠センスが見て取れます。
美しい香合は、宝石のような輝きを放ち、見る人の心を魅了します。
華やかな中にも品格を感じさせる志野織部香合です。

矢印Aの部分に小さなソゲがあります。矢印Bの部分に金繕いが施されています。ですが景色に溶け込み気になるものではありません。

直径65mm×高さ45mm

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