懸仏 十一面観音菩薩坐像 B-188【売約済】
室町時代の懸仏十一面観音菩薩坐像です。
古銅ならではの深い色調と重厚な質感が、存在感を放ち、長い歳月が育んだ風格を感じさせます。
その佇まいには、室町期の信仰世界が息づくような静謐な気配が漂い、眺めていると古の情景が目の前に広がるようです。
中央に坐す観音像は、凛とした気品のなかにほのかな愛らしさを宿し、どこか親しみを覚える柔らかな面差しを見せています。
微笑みを誘う穏やかで温かな表情は、思わず見入ってしまうような魅力に満ちています。
時代を越えて観る者の心を捉え、そっと寄り添うような力を感じさせる懸仏です。
※鏡板(きょういた)の縁の耳の部分が欠損しています。
●すぐに鑑賞できるように画像の皿立を一緒にお送りします。
懸仏の大きさ 直径176mm×厚さ24mm
ご売約ありがとうございます。










