志野平盃 Y-547【売約済】
桃山時代から江戸初期にかけて焼成された志野の平盃です。
器面は長石釉に包まれ、とろんとした温もりある表情を湛えています。
見込みには細かな貫入が一面に広がり、長い年月を大切に扱われてきたことを感じさせる、しっとりと艶やかな肌合いが魅力です。
裏側にはピンホールが点在し、素朴で力強い景色が現れています。
志野独特のやさしさと荒々しさが調和した、味わい深い逸品です。
口当たりは非常に柔らかく、酒をなめらかに送り、手にすっと馴染むサイズ感も心地よい盃です。
小ぶりで愛らしい造形は、日々の盃としてはもちろん、酒席の彩りとしても長くお楽しみいただけます。
※口辺に2ヵ所小さな金繕いが施されています。
口辺の直径75~77mm×高さ26mm
ご売約ありがとうございます。













