三国時代(古新羅)の銅造仏如来立像です。

表面は火中のため肌が荒れ、表層部分は一部剥落して銅色が露出しています。
荒れた銅の肌合いは、像の印象に複雑な味わいを与え、肌の荒れひとつひとつに、時代の痕跡が刻まれているようです。
過ぎ去りし厳しい歴史を背に、すくっと立っているような趣きがあります。
顔には、穏やかな微笑みを湛え、静粛な雰囲気を漂わせています。
高さの低い肉髻、朝鮮半島ならではの特徴を色濃く持つ顔容、頭部の大きいつまった体軀等の素朴な作風からは、古新羅造像の特色を見ることが出来ます。
均整のとれた美とは異なる美を私達に提示しています。
眺めていると、深い味わいを感じ、心の奥に響くものがある像です。

参考に「韓国金銅仏研究 松原三郎著 吉川弘文館」の図版を画像にして添付しました。

仏像の大きさ 高さ115mm×幅32mm×奥行27mm
台座を含めた大きさ 高さ132mm×幅50mm×奥行40mm

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