李朝時代中期頃に制作された双鶴胸背(ヒュンベ)です。

刺繍の糸は古色を帯び、一部にヤツレもあり、時代を感じさせる風格ある、落ち着いた色調になっています。非常に丁寧で巧みな刺繍が施されています。シックな中にも華やかさを感じさせる色彩と構成です。鶴も動きのある生き生きとした表現で、李朝時代の美意識の高さと品格を示すような一品です。

胸背(ヒュンベ)は、朝鮮王朝時代の史官の品階を示す装身具で、人物の品階に応じて厳格に定められていました。

史官用の胸背は、その名のとおり胸と背の二か所に付け、職位や身分によって文様がこまかく定められ、文官には孔雀・鶴・雁などの鳥類、武官には、麒麟・虎・猪・鹿などの獣類が用いられていました。それらの周囲には雲・不老草・牡丹・太陽などの長生文が刺繍されています。

この双鶴胸背(ヒュンベ)は、正三品以上の文官がつけた朝鮮王朝時代の階級証です。飛翔する二羽の鶴のまわりに雲、波、岩などが色鮮やかに刺繍されています。ちなみに鶴が一羽の単鶴胸背は、従三品以下の文官用です。


参照サイト 東京国立博物館所蔵ヒュンベ画像
http://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0097854


※画像はガラス板を外して撮影したものですが、ガラスを装着した状態でお送りします。

ヒュンベのサイズ 縦263mm×横252mm
額のサイズ 縦470mm×横380mm×奥行50mm


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