祥瑞 褶扇香合 Y-525【売約済】
中国、明時代末期から清時代初期の祥瑞褶扇香合(しょんずいひだおうぎこうごう)です。
貫禄さえ感じさせる堂々とした風格の香合です。
力強い扇形の造形の中に、藍と白が織りなす密度の濃い文様が、趣ある世界を描き出しています。
香合の甲にあたる部分には褶(ひだ)が施され、香合の姿に繊細な変化を与えていてお洒落です。
藍色の文様で包まれた瀟洒(しょうしゃ)な世界の中にも、雅(みやび)な華やかさをもつ香合です。
「『形物香合』解説 小田栄一 淡交社刊」のP189に形物香合番付の西三段目七位として同型の香合が紹介されています。
所々に虫喰(むしくい)があります。虫喰は祥瑞の特徴のひとつとされキズとは見なされません。矢印ABCの部分に窯キズがありますが、景色の一部となっており気になるものではありません。
幅89mm×奥行65mm×高さ45mm
ご売約ありがとうございます。