絵志野草花文鉢 Y-513【売却済】
桃山時代の絵志野草花文鉢です。
その堂々たる貫禄と優雅さで観る者を圧倒します。
見込みには大胆な筆致でのびやかに草花文が描かれ、白く厚い長石釉の下から生き生きとした表情が覗き、見応えがあります。
長石釉の柔らかな白色と鉄絵が織りなす幽玄な世界が広がり、魅力的な雰囲気を醸し出しています。
裏面には、全面に広がる柚子肌の所々に緋色が現れ、味わい深く豪快な景色を描いており見事です。
この鉢の力強い造形は、迫力と共に深い存在感を放っています。
ゆったりとした時の流れを感じさせ、広大な雪原を包み込むような懐の深さを持ってる器です。
鑑賞陶器としても素晴らしいですが、菓子鉢として茶席に置けば、その風格ある姿が眼を楽しませ、場を一層引き立てます。
観る者に深い感動を与える逸品です。
※矢印A・B・Cの部分はすべて窯キズです。窯キズはキズとは見なされませんので、無キズといってよい状態です。
口辺の直径218mm~211mm×高さ60mm
お買上げありがとうございます。