木彫女神像 B-167【売却済】
平安時代末期から鎌倉時代初期の木彫女神像です。
ほのぼのとした笑みを浮かべる、慈愛に満ちた表情が魅力的です。
像の歩んだ長い年月を表すように、手に持つと木が枯れているため手取りが軽くなって、木目も浮き立っているのが分かります。また、木彫の時代の古さを示す虫喰い・干割れもあります。これらは、時代を経た木彫像の特徴であり、歴史を感じさせる味わいとなっています。
像の表現は素朴で、簡略化されています。地方の作と思われます。
いかにも和の表現で、全体から漂ってくる大らかな雰囲気は、日本人の心の琴線に触れるような趣きがあります。
見る人が、優しく包み込まれる気持ちになる女神像です。
女神像の大きさ 高さ248mm×幅137mm×奥行87mm
お買上げありがとうございます。