瀬戸麦藁手片口茶碗　Y-376【売却済】

江戸時代後期の瀬戸麦藁手片口茶碗です。

華やかな中に、使い込まれた味わいを感じさせる茶碗です。
一合入りの片口として、ご使用になっても重宝されるでしょう。
花弁が開いた様な美しい造形が心を引きつけ、
見る角度によって形の変化が楽しめます。
お洒落な麦藁手の文様に、麦藁手としては珍しい角型の形といい、魅力満載の器です。
茶碗として使えば茶席を華やぐものとしてくれるでしょう。また片口として使えば酒の友としても長く楽しんで頂けます。

麦藁手（むぎわらで）は尾張瀬戸窯で江戸後期に流行した文様で、鉄と朱赤（赤楽と呼ぶ顔料）が使われています。単純ながら瀟洒な華やかさが楽しめ、柳宗悦氏によって、すぐれた古民芸の一つとして賞賛されました。日本民藝館のコレクションのひとつとしても有名です。白洲正子氏にも好まれ、人気のある文様です。

口辺内側に数ヵ所、釉ハゲと小さなカケがあります。しかし口に触れて気になる状態ではありませんし、全体の景色の中に溶け込んで気になりません。

幅116mm×奥行128mm×高さ75mm

お買上げありがとうございます。