古唐津山盃「夏草」 Y-369【売却済】
桃山時代から江戸時代初期の古唐津山盃「夏草・なつくさ」です。
器の景色は、夏草が生い茂る、古い窯跡を思い起こさせます。そこに吹き抜ける風のように、いにしえの時代の雰囲気を運んでくるような風貌の唐津です。
夏草を想わせるような力強い生命力を感じさせる盃です。酒が染み込み生き生きとした潤いのある肌です。
見込みの小さなフクレは景色に変化を与え、火間は、そこに土の表情が現われ、それを眺めながらお酒を頂ける喜びを加えています。
側面のシルエットが描く曲線は美しく、唐津の土の表情を楽しみながら、お酒が楽しめる盃となっています。
※火間とは、釉の掛け残しや釉切れによってその部分だけ素地が露胎となることです。景色として鑑賞のポイントをなしています。粉引茶碗の火間が特に有名です。
矢印A・Bの部分に金繕いが施されています。
口辺の直径79~81mm×高さ35~38mm
お買上げありがとうございます。