李朝刷毛目蕎麦手茶碗 Y-326【売却済】
李朝時代前期の刷毛目蕎麦手茶碗です。
類例の極めて少ない珍しい作振りの茶碗です。蕎麦茶碗の姿をした碗に、内刷毛目が施されています。
参考に載せた「高麗茶碗 林屋晴三 第一巻」にはP98~101にかけて2碗のみ紹介されています。そのうちP98の刷毛目(蕎麦手)「雲水」の説明にあるように、外箱の蓋裏の貼紙に、「雲水 高麗御茶碗 内刷毛珍らし」とあります。
碗外側は赤味と青味に火替わりし、美しい景色を描いています。
勢いよく刷かれた内刷毛目も使い込まれ、味わい深い色調となっています。
蕎麦茶碗の味わいと、刷毛目茶碗の醍醐味が味わえる、いわば一碗で二碗分の楽しみがある茶碗です。
矢印Aの部分にニュウがあります。矢印1・2・3の部分に漆の繕いがあります。
口辺の直径168mm×高さ66~70mm
お買上げありがとうございます。