絵志野秋草文四方鉢・所載品 Y-514【売却済】
桃山時代の絵志野秋草文四方鉢です。
白い釉薬は、粉雪が降り積もったような繊細な美しさを持ち、
柔らかな表情の白い釉薬の下からほのかに覗く秋草文が、霧にけぶる水墨画の景色のようです。
そこには、しみじみとした詩情のある絵画的世界が広がっています。
また、釉薬面にある深く土に食い込むかのように見えるピンホールの一つひとつが胸を打ちます。
所々に現れる緋色も、この鉢の景色に深い味わいを加え、見る者を魅了します。
静謐な美しさに包まれた、心に強く訴えてくる志野です。
「骨董の名人に聞く やきものの見分け方 美濃」 Gakken・学習研究社 発行 の桃山時代の志野の解説文P34に紹介されている「絵志野秋草文四方鉢」と同一の品です。
※窯キズは見られますが、景色の一部になっています。問題となるキズはありません。
縦188mm×横187mm×高さ21mm
お買上げありがとうございます。