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石皿 「柳絵」 Y-265【売却済】

江戸時代後期の石皿です。中央に堂々とした柳が一本生き生きと描かれています。スピード感のある筆の勢いが感じられる力強く流麗な絵です。皿いっぱいに描けれている絵の構図も素晴らしいです。白黒の画像を添付しましたが、色を消してみると、それが余計把握し易いかと思います。石皿ファンはもちろん、これから良い石皿があったら手に入れたい思われている入門者にもお薦めの品です。民藝ならではの「おおらかな」魅力が満喫できる一品だと思います。

矢印AとBの部分に、少し長めにニュウがあります。口辺周辺に小さなカケがあります。無キズというわけではありませんが、民藝・石皿ファンにとっては気になる程度ではありません。むしろ石皿の使われてきた歴史を考えると、よりリアリティを感じる位かもしれません。

■石皿とは、江戸期から盛り皿として使われた陶器の大皿の一つ。主に東海道筋の旅籠屋や煮売屋などで好んで用いられた皿である。俗に石皿とか煮染皿などと呼ばれている。もとより民家の台所でも重宝がられた。直径尺二寸(約36cm)から八寸(約27cm)で、高台は低く大きい。石皿の名は、石のように頑強であることからの呼称ともいわれる。素地に多少灰色がかった地色があり、灰釉を掛けたものが多く、鉄釉か呉須で粗画が描かれたものもある。模様は実に様々であるが、草花や樹木が最も好まれ、他に山水だとか、鳥、獣、魚、貝なども題材になった。幕末から明治にかけ、この傍系のものに鉄絵一色のものも現れ、例の馬目皿はその終わりを語るものである。かくして遂に全く無地ものとなっていく。

直径270mm×高さ53mm


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