朝鮮 堅手茶碗 Y-467【売却済】
朝鮮時代前期の堅手茶碗です。
器の力に満ちた造形と、圧倒的な存在感が心を捉えます。
高台もがっしりとして、力強く、迫力があります。
器全体に御本が現れ、赤い花吹雪が舞っているような景色を描いています。
茶碗の見込みを覗き込むと、湖面一面に赤い紅葉の葉が浮いているようです。
華やかさに包まれた器です。
器の肌の表情は艶やかで、愛され伝わり続けて来た茶碗の歴史を物語っています。
その、生き生きととした表情は器が生命を宿しているようです。
豊かな雰囲気を醸し出している茶碗です。
■御本とは、高麗茶碗などに現れる釉景色で、胎土に含まれている鉄分が焼成中に変化して斑文状に赤味が現れた状態のことです。鹿子(かのこ)ともいいます。
矢印A・B・Cの部分は窯キズですが、景色に溶け込み気になるものではありません。
(窯キズはキズとは見なされません)
※茶碗には、中込が入れられ、御物袋で保護されています。箱は風呂敷で包れ、二重箱であることからも、大事にされてきた茶碗であることが伺われます。
口辺の直径155mm×高さ80mm
お買上げありがとうございます。