古染付四方皿 Y-451【売却済】
中国、明時代末期の古染付四方皿です。
軽妙な筆致で、笹の枝に鳥が留まっている様子が、生き生きと描写されています。余白が生かされた魅力的な絵です。染付の藍と白とのコントラストに趣があり、一服の絵を見るような清涼感が味わえます。
皿の底の中心部から端へと、全体に少し反りがあります。ですが、それが器に動きを与え、個性的な形となり魅力的です。陶工の作為を越えた、窯の焼成の際の偶然性が作り出した美です。緊張感のある形が美しく、見る人を強く惹きつけます。
絵皿として鑑賞されても満足して頂けますが、茶席で菓子皿として使われても、眼を楽しませてくれるでしょう。
口辺部分に、古染付の特徴のひとつでもある虫喰(むしくい)があります。また、反りの中心が底面の中心になっているため安定しています。問題はありません。
特筆すべきキズはありません。
縦170mm×横180mm×高さ43mm
お買上げありがとうございます。