鍍金懸仏菩薩坐像 B-161【売却済】
平安時代末期の鍍金懸仏菩薩坐像です。
時代を経た鍍金の放つ光が、重厚かつ静粛な気配を漂わせ、人々の心を捉えます。
威厳のある微笑からは、気品さえ感じます。
見る視点により、その様相を変える多彩な表情も魅力的です。
美しい曲線により描き出された造形は、優美でありながら、古格のある力強さをも、合わせ持ち、静かに心に迫ってくるような迫力と存在感があります。
長い年月が醸し出した空気感は、古楽器が奏でる美しい音の調べを味わうような、味わい尽せないほどの深い感動を与えています。
幾多の歴史を眺め、多くの人々の祈りを受け止めながら、静かに微笑み続けてきた菩薩像です。
持物の部分が欠損しています。
懸仏の大きさ 高さ130mm×幅78mm×奥行23mm
※立てても簡単に鑑賞できるように小型の皿立てをお付けします。
お買上げありがとうございます。