古唐津呼継盃「無双」 Y-365【売却済】
桃山から江戸時代初期の古唐津の陶片を呼継した古唐津呼継盃「無双・むそう」です。
古唐津の陶片のひとつひとつを丁寧に呼継して、個性的な盃を形作っています。作られた盃の造形はガッシリとし、堂々としています。陶片を継ぐ金色の繕いは、それを強調しながら、華やかさを加えています。陶片のひとつひとつが個性を奏で合い、その個性が発する力強さは、他に肩を並べるものがない、まさに「無双・むそう」と呼びたくなります。
見込みの部分に使われている、絵唐津の陶片の草花文も、生き生きとした筆致で描かれていて魅力的です。造り手の遊び心も感じられます。
長年使い込まれてきて、酒が染み込み、しっとりとした潤いのある肌となっています。唐津の魅力が滲み出てくるような盃です。この盃を使ってきた方は、唐津を愛し、お酒が好きだったのでしょう。その思いが伝わってくるようです。
盃を空け、盃が持つ豪快な気分を味わい、時を楽しみたいものです。
もちろん水漏れはありません。
口辺の直径73~78mm×高さ36mm
お買上げありがとうございます。