天平時代の唐招提寺釘隠香合です。

天平(奈良)時代に建立された、唐招提寺金堂の古材を用いて造られた香合です。
「天平の甍」の呼び名で親しまれている、唐招提寺金堂(国宝・世界文化遺産登録)は、8世紀末に建立され、鎌倉、江戸、明治時代に大規模な修理がなされてきました。本品の釘隠しは、修理の際、金堂内の釘隠しを取り替えられた際に出たものです。
朽ちかけた枯れた木に漆箔(漆を塗った上に金箔を押したもの)が残り、時代を経て黒味を帯びた古材と、厚手の金箔が美しいコントラストを描いています。
歴史の流れが刻み込まれた姿に、天平の仏像を見るような重厚さと風格を感じます。
その味わいは、仏教美術の愛好者ならずとも、人の心を鷲づかみする、 堪らない魅力を放っています。
天平時代の面影と香りを漂わせている見事な香合です。
貴重な逸品です。

香合の大きさ 幅100mm×奥行91mm×高さ36mm


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