ストゥッコ・仏頭(ハッダ) B-126【売却済】
アフガニスタン東部のハッダで出土した3~5世紀に制作されたストゥッコの仏頭です。
ギリシャ・ローマ彫刻に似た作風を感じさせる凛々しく優美な仏頭です。その表情は、心を温めてくれるような優しい微笑みを湛えています。見ていてると「癒されるとは、こういうことなのかな。」と実感出来るでしょう。
ストゥッコの中でも、これだけ美しい仏頭に、出会える機会は、少ないと思います。
ハッダはアフガニスタン東部,ジャララバード南方約8kmにある古代仏教寺院の遺跡で、19世紀にイギリス人らが調査し,1923‐28年にフランス考古使節団のA.フーシェやJ.バルトゥーにより発掘されました。そこから発掘された仏塔や仏像はガンダーラの美術様式として知られています。 ハッダからはストゥッコ像の出土例が多く、ストゥッコ(Stucco)とは、細土に石灰を混ぜた漆喰で造られたもので、ローマの漆喰技法がガンダーラにもたらされたと言われています。ガンダーラ仏教美術の石製彫刻から始まりますが、200年ほど後れて3世紀ごろからストゥッコ製彫刻が盛んに造られるようになります。ストゥッコ像についていえば、特にアフガニスタンのハッダが有名です。
仏頭の幅127mm×奥行119mm×高さ200mm
台も含めた高さ323mm
お買上げありがとうございました。