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興福寺千体仏 B-191

 

この仏像は奈良・興福寺に伝来した千体仏のうちのひとつで、平安時代後期の作と考えられる観音菩薩立像です。
穏やかで慈悲深い表情を湛えた静謐な面相と、浅く刻まれた簡潔で抑制の効いた衣文表現には平安時代後期に遡る古様を色濃く伝えています。
また、室町時代に施されたと考えられる金彩の名残は、経年による自然な剥落と相まって、古色豊かな表情を呈しています。平安という時代を感じさせる枯れた木味とともに、それらが、織りなす世界は、時代を経たものにしか現れ得ない別格の魅力を放っています。
穏やかな顔立ちの中に宿る威厳ある眼差しは、静かにして強く、見る者の心を掴みます。
両腕は欠損し、足先・台座等は後補ですが、これらは厳しい時代を生き抜いてきた証を物語っていると言えます。欠けゆくことで生まれる「欠けたる美」は、見る者の想像力を喚起し、より深い鑑賞の世界へと誘います。
静謐の空気をまとい、時の移ろいの痕跡を残した、味わい深い木彫仏です。
祈りの対象として丁寧に彫り上げられた造形は、当時の信仰の姿を今に伝える貴重な遺品と言えるでしょう。
素朴さの中に気品を湛え、長い時を経たものだけが持つ静かな力を併せ持つ、平安仏の魅力を端的に示している仏像です。

仏像の大きさ 高さ347mm×幅77mm×奥行65mm
台座も含めた全体の大きさ 高さ430mm×幅159mm×奥行157mm

価格等詳細につきましては、電話かメールにてお問い合わせください。
電話 025-526-8910