絵唐津茶碗「宙」 Y-379【売却済】
桃山時代から江戸時代初期の絵唐津茶碗「宙・そら」です。
宇宙に描かれたような、簡潔で、不思議な、味わい深い描線が描かれています。筆に勢いがあり、力強く優美です。
口辺のわずかな歪みも、宇宙空間のひずみを連想させるような、不思議な魅力があり、見る者の想像力をかきたてます。
高台も夜空に浮かぶ月の景色を表すような美しい三日月高台となっています。
懐が深く、たっぷりとした空間の拡がりを感じさせる、堂々たる茶碗です。
後世に掘り出された器ですが、長く愛玩されてきたのでしょう、肌にしっとりとした潤いがあります。
見るからに美味しくお茶が頂けそうです。
口辺の矢印A・B・C・Dの部分にニュウがあります。矢印E・F・Gの部分に小さなカケ・ソゲがありますが景色に溶け込み気になるものではありません。
口辺の直径121~118mm×高さ68mm
お買上げありがとうございます。