奈良時代から平安時代の須恵器の盃です。

黒く焼き締まった須恵器の肌に包まれ、見込みには赤味をさしたような色彩が現れています。酒を注ぐと、見込みが、雨を得て大地が潤うように、しっとりとした落ち着いた色調になります。美しい景色です。
粘土紐巻き上げ後に轆轤成形された跡からは、器の側面の柔らかなシルエットと共に、人の手により形作られた温もりが感じられます。
いにしえの時代の器を眺めながら、じっくりとお酒を楽しんで頂ける盃です。ゆったりとした気分で、豊かな時が過ごせると思います。
手に入れづらい、珍しい筒状の盃です。ぜひこの機会にどうぞ。

矢印A・B・Cの部分に金繕いが施されています。矢印Cの金繕いの内側にソゲのような部分があります。矢印Dの部分に小さなひっつきが取れたような跡があります。ですが全体の景色に溶け込み気になるものではありません。

直径72mm×高さ56~61mm


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